予習復習をした緑ケ丘の家はその後、いつの間にか3ヶ月以上もブログを放置しておりましたが
もちろん見事に上棟しまして
その建ちっぷりを見て、僕の思っていた何倍も捻じれた屋根だなと早めの段階から感づいていました。
事前に大工さんには「そんなに捻じれていないので。」と話していましたが
建て前で「どこがやねん。」なツッコミを頂き
「捻じれ屋根」なのか「むくり屋根」なのか何と表現すべきかわかりませんが
とにかく、また良い建築が建ち上がりました。
大工さんに大変な手間を掛けて頂き、1本1本手作業にて仕立てられた構造材が
寸分の狂い無く見事に組み上がったこの日はクライアントにとっても記念の日になったのかなと思います。
それと同時に大工さんや職人の皆さんにとっても、これだけ大変な苦労を乗り越えた経験が各々の価値になると良いなと。
それをいかに記録として残し、クライアントや職人の皆さんへお渡しすることができるか
それが設計者である僕の役目ですので、三脚とカメラを担いで県外の職人さんの元へもその勇士を撮影に行くのです。
建物が出来上がる頃、少しお時間頂きますがこの感謝の気持ちはきちんと形にしてお届けしたいと思います。
大変ありがたいことに事務所を構えて6年が経ち、自分の目標に向かって日々歩ませて頂いておりますが
どれだけ仕事を抱えている状況でも、やはりこれだけは大切に続けて行きたく
ただ発注して出来上がるものとは違う、クライアントも施工者も「チーム」でつくるというマインドを持てるような現場づくりをこれからもしていきたいなと。
2024年も間もなく終わりますが、年の瀬に改めてそんなことを思いました。
2024年12月30日
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