荷物の準備は万全。
カメラも持った。
天気は良くなるか。
服何着ていこうか。
鼻毛出てないか。
引き渡しを迎える朝はいつにも増してそわそわと現場へ向かう準備をします。
自分の子どもが何かを卒業するシーンはまだ経験していないですが、卒業式の朝はきっとこんな感じでしょうか。
三重県内で進めてきた住宅がめでたく引き渡しを迎えました。
初めて敷地を訪れてクライアントに会ったのはちょうど2年前。
これまでのプロジェクトで何度もお世話になっている大工さんからお声がけを頂いたことで偶然始まったプロジェクト。
大工さんにはこれまで大変なお手間をかけて頂いており、僕としては毎度苦労頂いていると思っているので
大工さんからお声がけを頂けること自体が大変光栄なことで
しかもその大工さんにとっての大切な友人とのこと
クライアントと初めてお会いしてすぐ
僕が緑ケ丘の家で意識したように
きっと大工さんにとっての大仕事になるだろうと想像しました。
引き渡しを終えた今
大工さんとクライアントの記念写真を撮るという大役も果たし
出来上がった建築の作品以上に
今回の僕の大切な役目を全うできた安堵の気持ちで思いふけています。
現場の監理としては全く必要ないこんな動画を撮っていたり
朝3時に集合してクライアントと一緒に
海から出てくる日の出写真選手権をしたりと
ただただ楽しい2年間を過ごさせて頂きました。
その楽しさは敷地環境がどうかは関係なく
クライアントのお人柄が誰に対しても常に笑いが絶えない空気をつくっているようでした。
偶然、些細な共通点をきっかけに頂いた出会いですが
この人に出会える人生で良かったと思わせてくれる方で
歳の差を感じさせない常にフレンドリーな定例打ち合わせは毎週の楽しみでした。
現場の精度を高めるために、引き渡しは伸びてしまったのですが
実は内心嬉しくて終わりたくない気持ちが高ぶりました。
これもきっと卒業式が近づくと日々の感じ方が変わるあの気持ちでしょうか。
心残りと言えば
このプロジェクトの進行中に釣りを始めるつもりが、できずに卒業してしまいましたので
もう少し涼しくなった頃
大工さんと3人で是非釣りを教えてください。
2025年7月8日


久しぶりに感動しました。
ほんとうに、久しぶりに。
ありがとうございました。
ありがとうございます。