愛知県尾張旭市での住宅設計_模型_ago_1
愛知県尾張旭市での住宅設計_模型_ago_2
愛知県尾張旭市での住宅設計_模型_ago_3
愛知県尾張旭市での住宅設計_模型_ago_4
愛知県尾張旭市での住宅設計_模型_ago_5
愛知県尾張旭市での住宅設計_模型_ago_6
愛知県尾張旭市での住宅設計_模型_ago_7
愛知県尾張旭市での住宅設計_模型_ago_8
愛知県尾張旭市での住宅設計_模型_ago_9
愛知県尾張旭市での住宅設計_模型_ago_10
previous arrowprevious arrow
next arrownext arrow
Slider
愛知県尾張旭市での住宅設計_ドローイング_ago_2
Slider
愛知県尾張旭市での現場監理_ago_1
愛知県尾張旭市での現場監理_ago_2
愛知県尾張旭市での現場監理_ago_3
愛知県尾張旭市での現場監理_ago_4
愛知県尾張旭市での現場監理_ago_5
愛知県尾張旭市での現場監理_ago_6
愛知県尾張旭市での現場監理_ago_7
愛知県尾張旭市での現場監理_ago_8
愛知県尾張旭市での現場監理_ago_9
previous arrowprevious arrow
next arrownext arrow
Slider
愛知県尾張旭市での住宅設計_ago_1
愛知県尾張旭市での住宅設計_ago_2
愛知県尾張旭市での住宅設計_ago_3
愛知県尾張旭市での住宅設計_ago_4
愛知県尾張旭市での住宅設計_ago_5
愛知県尾張旭市での住宅設計_ago_6
愛知県尾張旭市での住宅設計_ago_7
愛知県尾張旭市での住宅設計_ago_8
愛知県尾張旭市での住宅設計_ago_9
愛知県尾張旭市での住宅設計_ago_10
愛知県尾張旭市での住宅設計_ago_11
愛知県尾張旭市での住宅設計_ago_12
愛知県尾張旭市での住宅設計_ago_13
愛知県尾張旭市での住宅設計_ago_14
previous arrowprevious arrow
next arrownext arrow
Slider

 
 
  [土地の資産価値を高める]
クライアントのそのひと言で、ここに建築が建つための方法はいくつかに絞られたのだが、これを実現するには、敷地環境や法規的制限、施工方法を総合的にみた「場所に対する合理的な建ち方」が必要である
これは前面道路から東側の池に向かって4m程下がっていく傾斜地に建つ個人の住宅。
こういった傾斜地の場合、上からの土圧に耐えかつ防水上の納まりを考慮した半地下のRC造の躯体を計画するのが一般解と言える。
ところがこの敷地の場合、都市計画法により行政から建物の構造に関する指導があり「将来的に除却可能な構造」とすることが条件となった。
そこで今回は、幅員4mの前面道路から作業可能な奥行5mまでの範囲に建物を着地させ、道路レベルから下がることなく幅15mの住空間そのものが片持ちで跳ね出していく建ち方を「木造」で目指すことにした。

 
 
  [傾斜に制限されない基礎形式]
敷地の大半が市の定める都市計画道路区域内であるため都市計画法第53条1項に基づく許可を受ける必要があり「将来的に除却可能な構造」であることが条件であるため、区域外の周囲の建ち方と同様にRC造の躯体を設けることができない。
また主体構造の制限に加え、地階を設けることも認められないためこの傾斜地の場合基礎高を抑えることが必要となり、より合理的な基礎形式とすることが求められた。

 
  敷地は113坪と広く本来であれば重機や作業エリアは十分にあるが傾斜の下の遊歩道からアプローチすることは難しく、反対に傾斜を道路から下ることができる重機も限られている。膨大な仮設工事費が嵩むことを避けるために今回は重機は敷地内には立ち入らない方針とし、重機が傾斜を下がることなく全ての工程を道路側から施工するために前面道路からアームを操作しやすい5mまでの範囲に錘として必要なコンクリート量で基礎スラブを敷き、H鋼とC鋼で組んだ鉄骨トラス梁を立ち上げた。これによりスラブからさらに5m浮いて跳ね出す形式が可能となり、傾斜に制限されることなく木造の躯体を組んでいく計画とした。

 
 
  [重心を設計する]
幅15mのボリュームが5m浮いて跳ね出すために必要な重量をコンクリートの錘で確保し、住宅に必要なプログラム、設備機器を全て道路側へまとめた平面計画とすることで建物全体の重心バランスを道路側へ寄せることを意識している。
そうすることで設備配管も全て道路付近で完結し、ポンプアップ設備の必要もなくコストを抑えることが可能となり平屋でありながらこの眺望を手に入れることができた。
この「重心を設計すること」が結果として設備配管をコンパクトに納め、平坦な土地と変わらない施工方法は同様の傾斜地への示唆となり、この基礎が在ることで今後容易にこの場所で建築が建ち替わることが可能となった。
将来、都市計画法により建物の除却が求められた場合でも道路側から傾斜を下ることなく逆の手順で解体することが可能であり、鉄骨トラスは解体のための足場となる。
フットプリントを抑え元の土地をほぼそのまま残すことができるこの「基礎形式」こそ、この場所に対する合理性である。

 
 
 
 
 
  [Increase the asset value of land]
With that one word from the client, the story for the construction to be built here was decided, but in order to realize this, it is necessary to have a "rational way of building on land".
This is a private residence built on a slope 4 m down from the road toward the pond.
In the case of such sloping land, it can be said that the general solution is to create a semi-underground RC frame that withstands soil pressure from above and takes into account the fit on the waterproof.
However, in the case of this site, it is a condition that it is "a structure that can be demolished in the future" by urban administrative guidelines.
So in this project, the building was landed on the road side, and the Cantilever was realized in a "timber structure" without going down from the road.


 
 
 

 
 
 
-旭ケ丘の家-

 
建築敷地 : 愛知県
竣工年月 : 2022年3月
工事種別 : 新築
主要用途 : 専用住宅
建物構造 : 木造
延床面積 : 122.60㎡
構造設計 : 円酒構造設計
写真撮影 : 植村崇史

 
 
 
Location : Aichi
Completion : March 2022
Construction type : construction
Principal use : House
Structure : timber structure
Floor area : 122.60㎡
Structural engineer : Enshu Structural Consultants
Photography : Takashi Uemura

 
 
 
 
 
 
-update-

2024年09月23日
2024年09月13日
2024年07月13日
2024年06月08日
2024年05月07日