少し前、早めの1年点検のため今伊勢の家へお邪魔しました。
なぜかブログで使えるような写真が1枚もなく、点検時に撮った事務的な写真のみ。
あるのは少し前にもお邪魔させて頂いた際に撮った植栽がすくすく育っている様子の写真。
見違えるほどちゃんと育っている。これは純粋に嬉しい。
今思えば、1年経った様子の写真をもっと撮っておけば良かった。
でも当然、点検なので一眼カメラ持つより点検票。
1年点検は毎度、緊張感があるけれども
今回も大きな問題もなく無事に点検完了。
補修の手配をする必要もなく、不思議なほどクロスの浮きや入隅の空きも全くない。
木造は呼吸するように毎日動き続けるので、少なからずどこかのクロスの浮きが出て当たり前なんですが
これもきっと当時の職人さんが丁寧な仕事をされていたんだなと、その時だけでなく数年後にも差が出るんだなと改めて感じると同時に
僕の現場監理は先読みが当然だけれど、工事期間なんて僅かな先でなく数年後どうなるかの先を念頭においておかなければなと思い知らされます。
僕らは目指す意匠があって、それに向かって様々仮設を立てて現場監督や職人、建て主を巻き込んで一緒に悩むが
時には意匠よりも職人の勘や経験を教わることも大切で、そういった長年のプロの手によって得る知識は現場ごとに話し合って取り入れていきたい。
この日も午後からとある建築賞の現地審査でそのままお邪魔させて頂き
審査員の方々から現地で様々ご意見頂き勉強させて頂きました。
引き渡しから1年経ってもまだまだ議論する機会も多く学びの多い住宅です。
写真や文字でのプレゼンも多いけれど、やっぱり現地で議論を交わす方が聞く側も答える側の言葉もより具体化できて、何よりその場で体感してもらうことが一番の答え。
こういった機会は多くしたいけれど、人に来て頂かないことにはできない。
最近、全国の同年代が集まる機会に恵まれてより思う
もっとレベルアップするには互いの意見を交わせる仲間が必要。
この先、そんな機会を増やすために来年新たに動き出そう。
そう、いつの間にかもう年末です。
2021年11月19日
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