現場では基礎の型枠が脱型され、構造家と設計した基礎形状が見て取れるようになりました。
床下の基礎内が分断されずに全て繋がった状態ですので将来的なメンテナンスがしやすそうで何よりです。
さて、本日は雨上がり直後の基礎の状態を確認することができました。
基礎コンクリートは急激な乾燥により表面割れが起こることがあるため、打設が真夏の時期には定期的に散水して水で浸すことで強度を高めることもあります。
打設後に雨が降ることは恵みの雨でもあり、どの現場でも雨上がり後の様子を確認するようにしています。
水が溜まる基礎ほど密にコンクリートを打設できている良い状態ですが、写真でもわかるように外周りの打継ぎ部に水が垂れ出ている様子を確認することができました。
恐らく打設時に施工頂いている「止水板」の高さを超えるほど雨が溜まっていたため、その防波堤を超えた分の水が出ているようです。
それだけの水が溜まれば当然染み出ることはありますが、少々気になるのでこの段階で更に止水状態を高められる処理をするよう現場へ伝えさせて頂きます。
こういった状態は晴れた日では目に見えず、あえて悪天候のタイミングで現場を確認することも大事なものですね。
木造の柱と基礎が繋がる重要な「アンカーボルト」の配置もチェックさせて頂きました。
あまりに曲がっていたり偏心している場合はアンカーの増し打ちや台直しを行うこともありますが、綺麗に施工ができておりますので柱との緊結に問題はありません。
本日は打ち合わせでお時間を頂きありがとうございました。
各リストにも打ち合わせ内容を反映して更新していますのでまたお時間ある際にご確認頂ければと思います。
2022年3月19日
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