今日から木造の構造材が現れ始めています。
建て方に向けて先行して土台のみ施工され、この土台の上に柱が建ち、梁が組まれていきます。
今日の現場監理は主に土台伏せの確認です。
まずは土台の材種と等級が事前の資料通りかをチェック。
土台として一番腐りにくい「桧」で等級も良質な「特一等」を使用して設計しています。
土台の下にある黒い物は「基礎パッキン」といって基礎と土台の間にクリアランスを設けます。
これは設計者によって様々ですが、僕の設計では「基礎断熱」を設けていますので外周部の基礎パッキンは空気を通さない「気密パッキン」である必要があります。
外周部を全てチェックし、気密パッキンがしっかり施工されていることを確認しました。
室内同士の箇所や完全に外部の箇所は一般的な基礎パッキンで問題ありません。
大工さんが一生懸命貼っていた養生テープは雨対策で土台の穴を塞いで雨が溜まらないようにして頂いています。
一応、構造材も「含水率」といって適切な水分が含まれている状態ですので決して水に濡れることが悪いことではありません。
大工さんや僕らは見た目や気持ちの問題で濡れない対処をしますが、工事中どうしても雨に濡れたりしますが特に問題ではありませんのご心配なさらず。
さて、午後から鉄骨屋さんも登場し梁に加工された溝に鉄板を仕込んで補強していきます。
まずは分割された梁を仮組みし、上から落とし込んでいく作戦です。
単に「鉄板を落とし込む」だけでは済まないのが現場で
やはり木材もある種生き物ですので多少の反りや性格みたいなものがあり工事を難航させるものです。
「溝」も多めに掘っているわけでもなく、ボルトで締める位置も1mmズレるだけで締めれなくなってしまうので、ガイドの線をよく見ながらピンポイントの位置に落としていきます。
別の業者さん同士で用意した材がこんなにもピッタリハマると職人さんの技術に感動させられますね。
細かな寸法と指示通りにつくってくれるみなさんに感謝です。
こうしてできた材に雨対策として養生をして頂き、本日の現場を後にしました。
2020年6月6日
いつも確認作業ありがとうございます。
特一等、響きがいいですね!
建て方当日が楽しみです!
天気だけが心配ですが。。
土台はその名前の通り大切な構造材ですのでやはり「特一等」でないと。
あの迫力のある屋根を晴天の中で楽しみたいですね!
天気良くなることを祈ってます!