「長喜の向かい棚」
[模型 前面道路から]
[模型 断面]
[模型 断面]
[模型 内観]
[模型 内観]
[模型 内観]
この建築は簡単に言うと、向かい合う棚とそれを繋ぐブリッジで構成されていて、家族が増えたりその時の状況に応じて個室を確保していく案。
たくまの家でのテーマは「onとoff」
5人家族で必要な諸室を並べてくだけでまぁまぁなボリュームになるんだけど、それに加えて車3台分と、趣味を前面的に楽しめること。
それを2000万でやる、ちょっと矛盾した状況。笑
でもその矛盾が今回の面白さに繋がったと思う。
この「向かい棚」は言わば今後部屋を増やしたり減らしたりするための骨格で、始め夫婦2人の生活は1階だけで完結していて、子供が産まれると随時ブリッジを増築して部屋を確保することができる。
ブリッジとその下の通り土間は柔軟な役割をしていて普段(offの時)は日常生活の一部として通路や洗濯を干すような場なんだけど、時に(onの時)ボードのメンテをしたり、子供とテニスができたり、バーベキューをすることもある。
つまり、onとoffを切り替えることで全体が日常生活でありながら全体が趣味や遊びを楽しむ場であることを目指した。
それと、必要最低限な「向かい棚」と自由に増やす「ブリッジ」に分ける構成が予算2000万を可能にしていて、第1期工事としての「向かい棚」で夫婦の生活が始まってそこからお金を貯めて子供が産まれたら増やしていく想定でいる。
でも、実際には地盤改良やら何やらあってこれでも2000万でいけるかどうか。あとは内装を俺とたくまで切って貼ったり、子供と一緒に塗装をしたりして工事費を浮かす手法になってくる。
あと、あの敷地は「準防火地域」に属していて周囲からの火災を想定して敷地境界から一定の範囲内を防火仕様(網入りガラスとか)にすることが規定されてる。
これがまた予算的にイタくて、防火仕様の建材は基本高いんよ。
だからこの家では外側に設ける開口を最小限にして、規定されてる延焼ラインを避けるように家の中心に3層吹き抜け分の大開口を設けた。
今回、裏の敷地もたくまの所有だったから建物が建つことがなくて結構いい条件だったかな。笑
[内観CG 玄関、通り土間]
[内観CG ダイニングから]
[内観CG リビングから]
[内観CG 見下ろし]
[外観CG 近景イメージ]
以上!
2ヶ月間お待たせ!笑
条件的にも面白くて、またいいものができたよ。
ありがと!
2017年3月1日
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